新人向けビジネスマナー研修は、主に新社会人を対象としており、学生気分から脱却して社会人としての意識を身につけ、ビジネスマナーや基礎知識を体得する研修です。研修を通して、受講者自らが成長し続けるための “意識変革” と “行動変革” を実現します。
また、グループワークや実践ロープレ形式による進行をメインにすることで、他の新入社員たちとの交流を通じて、積極的に周囲へ関わることの大切さを学びます。
新人向けビジネスマナー研修の目的
社会人として当たり前の基本を身につける
入社すると様々な価値観・年齢・背景の人と接することになるビジネスシーンでは、学生時代とは異なり、信頼関係を構築するためにビジネスマナーが必須になります。新人向けビジネスマナー研修で社会人として基本的なマナーを身につけることで、社内外との信頼関係を構築します。
挨拶
挨拶は、自分の第一印象を左右します。ハキハキした気持ちの良い挨拶をすることで、相手に明るくポジティブな印象や、自分から積極的に挨拶をする主体性が伝わり、受け入れる姿勢も変わってきます。 自分から積極的に挨拶をする姿勢、発声などを学びます。
聞く姿勢
聞く姿勢も、人間関係を構築するうえで大切な要素です。話している人に体を向けたり、“ながら聞き”をしない、相槌を打つ、など相手に好印象を与える聞き方を身につけます。
言葉遣い
敬語や丁寧な言葉遣いは相手を敬うために必要です。敬語の基本を押さえ、丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。基本を押さえるだけではなく、角が立たない言い回しをするなど、社内でも社外でも適切な言葉遣いを身につけます。
服装・身だしなみ
仕事を円滑にするためにも、社会人としてきちんとした服装・身だしなみは相手に対する配慮として必要なものです。高級な服を着るというわけではなく、良い印象を与え、TPOに合わせた清潔感のある服装であることが大切です。
男性
✔ 服やネクタイにしわがないか
✔ 襟や袖口は汚れていないか
✔ ネクタイはまっすぐになっているか
✔ 靴は汚れていないか
✔ 髪が伸びすぎていないか
女性
✔ スカートの丈は適切か
✔ トップスがカジュアルすぎたり、露出過度ではないか
✔ 靴のかかとが響くものではないか
✔ 過度なアクセサリーを付けていないか
✔ メイクやネイル、髪色は派手すぎていないか
最近ではオフィスカジュアルを取り入れる会社も増えています。ジェイックの新人向けビジネスマナー研修では、規定を細かく確認し、どこまで崩すかなども適切にアプローチいたします。
スムーズに業務に入るために、仕事の基本を学ぶ
配属が決まった後、新入社員がスムーズに業務に入るために必要な基本的なスキルやマナーを学びます。
報連相・メモを取る・わからないことはそのままにせずしっかり確認する、など業界・業種・職種関係なく、普遍的な基礎として覚えるべきビジネスマナーを学び、普遍的な基礎知識を身につけます。
顧客との接し方、電話対応などの社外対応スキルを身につける
社員が社外の人と接する時は、たとえ新入社員であろうが所属する会社の「顔」であり、「代表」として見られます。対応の仕方により企業のイメージが決まるくらい重要なものであり、イメージを損なったり、商談に影響するということがないよう、社外との接し方を身につけていきます。
服装・身だしなみ
ほとんどの会社は、新入社員に「電話対応」を任せることが多く、対応の仕方をいち早く身につける必要があります。「自発的に電話対応に臨む」「3コール以内で電話を取る」「最初に社名・自分の名前を名乗る」「ハキハキと話す」「敬語、言い回し」「相手の社名・名前・電話番号はメモを取りながら復唱する」「他社員への取り次ぎ」などの基本を押さえ、スムーズに電話を受け、問題なく対応ができるよう学んでいきます。
やりがちな失敗として、
- 自社の社員の名前を“さん”付けしてしまう
- 聞き返すことが失礼だと考えてしまいよく聞き取れないまま切ってしまい、折り返しができない
- 聞くことに必死でメモが取れず、何を伝えていいかわからなくなってしまう
- 言われたことを把握できず、電話をたらい回しにしてしまう
- 保留するつもりで電話を切ってしまう
などがあります。
名刺交換
名刺の扱いによって、相手から抱かれる印象は大きく変わります。注意するべき点や基本を押さえ、正しい名刺交換を身につけます。
名刺は相手の社名・部署・肩書・氏名・連絡先など大切な情報が記載されたものです。「両手で丁寧に扱う」「折り曲げない」「文字が隠れないよう端を持つ」「名刺の上に物を置かない」など、持ち主の分身だと考え、丁寧に扱います。
メールの書き方
普段やり取りをしているプライベートのメールやLINEとは異なり、ビジネスメールにはマナーがあります。基本のマナーを抑え、受け取る相手に失礼の無いようにしましょう。
「宛先(To、Cc、Bcc)の使い分」「件名は具体的に」「添付ファイルの取り扱い」「本文は結論から書く」「署名を付ける」「誤脱や間違いが無いよう読み返す」など、相手に不信感や誤解を与えないよう学んでいきます。
ジェイックの新人向けビジネスマナー研修の特徴
会社からの現在の評価、今後の活躍への期待を伝えることで社会人としてのマインドを醸成します
「なぜあなたは採用されたのか?」「何を会社から期待されているのか?」を十分に理解させることで、先駆者として社会に貢献してきた先輩、上司、社長への感謝の気持ちを持たせます。
上司や経営者からは直接言いにくいことも、セミナーでは講師が代弁して的確にお伝えします。社会人の心構えを持たせることで、学生気分からの脱却を図ります。
自ら考え、実践する実行力を身につけます
仕事をする上で必須となる挨拶、報連相、ビジネスマナー、コミュニケーションの取り方など、社会人の基礎を徹底的に学びます。
その学びをロールプレイングやペアワーク、グループディスカッションを通して自ら考え、実践させ「実行力」を身につけます。
その後、「明日から何を行うか?」という行動目標を設定し、フォロー研修までの3か月間、目標に向かって継続できるよう働きかけます。
フォロー研修を行うことで、学びを長期継続するよう働きかけます
「研修後すぐは、挨拶も報連相もよかったんだけど、3か月経つとだんだんやらなくなってきてしまう…」そんな悩みを無くすために、入社3か月後のフォロー研修がセットになっています。
フォロー研修では、「春に決めた目標に向かって目指せているか?」「会社の期待に応えられているか?」など、入社してからの3か月間を振り返り、初心を取り戻します。
職場で即実行できるビジネスマナーが身につく
ビジネスマナー研修では、職場ですぐに実践できるビジネスマナーを身につけることができます。
具体的には、
- 好印象を与える身だしなみと挨拶
- 適切な敬語の使い方、種類
- 相手に不信感を与えない電話対応の方法
- ポイントを押さえた報連相
- 来客応対の方法
- 会議で新人がやるべきこと、議事録の取り方
- 訪問時の対応方法や名刺交換
- プレゼンの基本、話し方の基本
- クレームを受けたときの対応方法
- 接待のポイント
など。
ロールプレイの場面では、講師が上司役、新入社員が部下役となり、実際の場面を想定しながら講師から正しい対応を学ぶなど、実際の職場で必要なスキルや知識を体感しながら学んでいきます。
新人だけではない、階層に応じたプログラム
ビジネスマナーは、社会人として必要なスキルであり、新入社員だけでなく、若手や中堅社員など、階層に応じたマナーを身につけることが求められます。 そのため、新入社員向けの基本的なビジネスマナー研修だけでなく、若手・中堅社員向けのプログラムも用意しています。 例えば、3年目以降を対象とした若手向けビジネスマナー研修では、以下のような内容が含まれます。
- リーダーシップに必要なビジネスマナー
- 後輩/部下とのコミュニケーションのポイント
- 今さら聞けない、お手本にされるビジネスマナー
- より上の階層の社員との接し方、話し方、気を付けるポイント
階層に応じたプログラムを実施することで、社員一人ひとりのスキルアップやキャリアアップ、職場での信頼関係構築や円滑なコミュニケーションに繋げます。
新人向けビジネスマナー研修のポイント
ビジネスマナーの意味と考え方を理解する
ビジネスマナーとは、ビジネスにおいて必要な礼儀作法やマナーのことであり、相手やその場の状況から判断し行動する「思想・考え方」といった抽象的なものも含まれてきます。このような抽象的なマナーの意味や考え方を理解することで、ビジネスにおける基本的なマナーを習得することができます。
ビジネスマナー研修で学ぶことができるビジネスマナーの意味や考え方には、以下のようなものがあります。
- 相手を尊重することの大切さ
- 社会人としての自覚と責任感
- コミュニケーションの重要性
- ビジネスにおけるマナーの役割と意義
これらを実践することで信頼関係構築や円滑なコミュニケーションにつながります。
その場の状況や空気に応じたビジネスマナーを実践する
相手をよく観察し、その場の状況や空気に応じたビジネスマナーを実践することで、より強固な信頼関係構築や円滑なコミュニケーションにつながってきます。その場の状況や空気に応じたビジネスマナーを実践するためには、以下のようなポイントがあります。
- 相手や場の状況をよく観察する
- 相手や場の状況に合わせたマナーを実践する
- フレキシブルな対応ができるように心がける
状況や空気に応じたビジネスマナーが身につけば、どんな重要な場面でも頼りにされますし、安心して仕事を任せることができると判断されるようになります。
新人教育でこんなお悩みがありませんか?
受講者の声
事例紹介・導入企業の声
厳しいだけではなく、 今の若者に合わせた温度感
(さいたま市・総合商社 人事部長)
ここ数年、現実の社会の厳しさを無視して、優しい研修が増えていると感じる一方で、現場の先輩や、自社のお客様には厳しいことを言われるので、毎年、メンタル面の不調者が出てしまうことが問題になっていました。
実際、昨年入社した社員の中で、3名もがメンタル不調になってしまいました。これほど残念なことはありません。 厳しい社会にも負けないしっかりした強さを自ら養って、入社前後に考えていた、自分が実現したいことを実現できる社員になって欲しいからこそ、厳しい新入社員研修をやってもらえると聞いて、問い合わせをしました。
結果的に、厳しいだけではなく、今の若者に合わせた温度感で実施できる講師を紹介していただけました。
サービスの流れ
お問い合わせ、資料請求
お問い合わせ・資料請求は、電話、Webフォーム、メール等で承ります。まずはお気軽にご連絡ください。
ヒアリング訪問
お問い合わせいただいたご担当の方へ、対面もしくはお電話で、お問い合わせいただいた背景や目的などをお伺いいたします。
自社での研修をご希望される場合、貴社のご要望や課題に沿った研修コンテンツを作成いたします。
少人数の場合は、ご希望に沿ったセミナー日程のご案内も可能です。コンテンツ作成、企画書の提案
自社での研修を希望される場合、ヒヤリング内容を基に、弊社で企画書を作成いたします。企画書は、現状の課題、企画の目的(ゴール)、スケジュール、コンテンツ内容、講師、見積費用などを含んだ内容で提出いたします。
ご契約
企画書の内容でご納得いただき、実施日(会場)、講師が確定しましたら、ご契約の手続きに進みます。申込書の受領を持って契約完了となります。
研修実施
企画書の内容を骨子に、実施前までに講師と打ち合わせを行い、研修を実施いたします。
よくある質問
実際の研修で使用している動画や内容を見せていただくことは可能ですか?
個別に担当が一部をお見せすることは可能でございます。
お気軽に問い合わせ先からご連絡ください。
新入社員の人数が20名以上いる場合など、自社単体で新入社員研修を実施いただくことは可能ですか?
もちろん可能です。
自社によりフィットした内容を実施されたい場合、ヒヤリング内容を基に企画書を作成してご提案いたします。
講師の日程や金額等調整が必要となりますのでお早めにお問合せ下さい。
(例年の傾向では、10月末には各講師の日程が埋まる可能性が高くなっております)
ジェイックのビジネスマナー研修のポイントはなんですか?
ただビジネスマナーを学ぶだけでなく、相手に敬意を払う・相手の目線に立つ、といった考え方から学ぶことで、TPOに応じたビジネスマナーを身につけることができます。
また、ケーススタディとロールプレイングを繰り返し、講師からのフィードバックも行いますので、自分の課題を根本から見直すことができます。研修後もフォロー体制を設けていますので、学んで終わりではなく、学んだあとの疑問、実際に起きたケースに対する悩みなども解決するべくフォロー致します。
新人・新入社員向けだけではなく、3年目以降を対象にした若手向けビジネスマナー研修もご用意しております。
サービス業からの転職でビジネスマナーを身につけたい方、後輩や部下のお手本になるようなビジネスマナーを身につけたい方、より階層が上の社員に対しての接し方を学びたい方などにおすすめです。
課題に合わせたカリキュラム変更は可能ですか?
可能です。 講師と担当の方で現在の課題感をすり合わせ、カリキュラムを変更することができます。
ぜひお問い合わせください。