- Kakedas
U社
本社所在地 | 東京都 |
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設立 | |
従業員数 | (連結)約9,000名 |
業種 | 金属製品/建材・エクステリア/自動車/商社(金属)/非鉄金属 |
事業内容 | アルミニウム等の非鉄金属及びその合金の圧延製品・鋳物製品・鍛造製品 並びに加工品の製造・販売等 |
HP |
いつでも相談できる場があることで、毎年利用して満足してくれる人がいることが、導入して良かった点です。
利用した人が「やって良かった。ありがとう」と感謝してくれています。その人が社内で思い悩んでいていることを解決して、活躍に繋げられることが本当にやりたかった事なので、導入して良かったと思いました。
ご利用のきっかけ・第一印象
Kakedasをご利用されようと思ったきっかけは何でしたか?
私自身がキャリアコンサルタントの資格を持っており、活用方法を検索している中で、Kakedasというサービスと出会いました。企業目線ではなく「キャリアコンサルタント有資格者」として興味を持ちました。
Kakedasの第一印象はどうでしたか?
直感的に、良いところに目をつけているなと思いました(笑)
コロナが広まり、働き方が変わってきていた中で、オンラインで話すのが普及してきていました。 そんな中、私自身がキャリアコンサルタントとして、対面でやることが当たり前だと思っていましたが、オンラインでもできるんだということに気づかされました。
良いところ
Kakedasの良いところはなんですか?
一番は「オンラインで完結している」ことです。キャリアコンサルタントとして相談者の力になりたいと思う反面、どのように相談者と出会うかという難しさもありました。相談者と出会うのに、インターネットを使うとマッチングまでスムーズであり、単純に面白いと思いました。
また、マッチングというシステムも面白いなと思いました。相談者一人一人にあったキャリアコンサルタントに相談できるのは、聞いたことがありませんでした。
導入の進め方
人事としての支援と、会社としての裁定において、テコ入れをしていかなければいけない
どのように社内でKakedasの導入を進めましたか?
元々、私自身がキャリアコンサルタントという資格を取得して、社内の相談窓口を作ろうと考えていました。
しかし、社内で相談窓口を作る場合、専門家を集めないといけない中で、有資格者が私しかいない現状がありました。私がいる工場内であれば対応可能かもしれませんが、将来的な拡大を考えると外部リソースを活用しなければ、私が思い描く会社の理想像に到達できないと思いました。
当時は若手社員の離職を工場内でどうにかしたいと思っていました。人事としての支援と、会社としての裁定において、テコ入れをしていかなければいけないと考えていました。
kakedasを知り社内で話したところ「新しい切り口で社内ではやったことがないので、やってみたらどうか」という意見が出ました。
導入の際に懸念点はありましたか?
当時の私の中で言語化できていませんでしたが、今で言う「キャリア自律」が目指したい姿でした。社内では「キャリアコンサルタント」という言葉自体の認知も少ないし、「キャリア自律」という言葉も少ない頃だったので、抵抗感がありました。
導入する上で2つのステップがありました。
1つ目は、直属の上司です。直属の上司が、しっかり話を聞いてくれる方で「これからは社員へのキャリア支援をしないと上手くいかない」と、伝え続けました。上司にキャリアコンサルタントについての本を渡し、上司が読んで読んでくれて「福井の中で自由にやって良いよ」と言ってもらえました。
2つ目は、事業所と各部門のトップです。
事業所と各部門の全体に対しても話してみたところ、前向きな意見をもらうことができました。
3年間の利用の振り返り
3年間の利用を振り返り、どんな気づき、効果、反省、学びなどがありましたか?
1年目は入社5,6年目の若手社員30名を対象に、全員実施をしました。初めての実施でどんな反応が出るか不安でしたが、8割以上が高評価でした。実際の声では「この仕組みを残してほしい」「使いたい時に使える状態にしてほしい」という声が上がっていたため、2年目も利用しくことが決定しました。今回のターゲットである若手層はキャリアの感度が高いため、下から攻めたのは良かったのではないかと思いました。
2年目は中堅層を対象に、任意での利用をしました。ここで分かったのは、若手層と中堅層とで、キャリアについての捉え方の違いがあるということが分かりました。特に中堅層の利用率が伸びないところが課題だと思いました。
3年目は所内全員を対象に、管理職も含め、任意での利用をしました。利用件数はガクッと下がってしまいましたが、階層が上に行けば行くほど忙しいこともあり、興味を示さないことが分かりました。私が2週間に一度、その後は毎週リマインドしましたが、相談のハードルの高さを感じました。階層が上であれば上である程、その上から言われないと実施しない傾向がありました。
上の階層からやるように指示で受けたとしても、効果が見えにくいと思っています。ですが、いつでも相談できる場があることで、毎年利用して満足してくれる人がいることが、導入して良かった点です。利用した人が「やって良かった。ありがとう」と感謝してくれています。その人が社内で思い悩んでいていることを解決して、活躍に繋げられることが本当にやりたかった事なので、導入して良かったと思いました。
上の階層の方でも、自分自身のキャリアに危機意識や悩みを抱えている人は、利用していているので、これから増えていくと思います。増えた時にやっても遅いと思うので、今はまだ芽が出て双葉くらいかもしれませんが、水を与え続ける仕組みづくりが私たちの仕事だと思います。
この3年で、今年のやり方を毎年回せる土壌づくりができたので良かったです。
導入を通して得たもの・メッセージ
Kakedasの導入を通して、舘野様自身が得たものはありますか?
3年間使い続けていく中で、時には厳しいフィードバックを伝えましたが、しっかりフィードバックした内容が改善されていったことが、すごく良かったです。しっかり一緒に作ってきてくれた中で、すごいスピードで成長していく姿を目の前で見れたので、すごく楽しかったです。
導入を検討されている人事の方へ、メッセージをお願いします。
あまり、無理に大きなものを作ろうとするのは大変なので、少しづつ進めていかないといけないので、kakedasはその力になってくれます。
人事一人でやるのは大変なので、Kakedasと一緒にタッグを組んで進めていけます。思いが一番大事です。それさえあれば道は開けます。なかなか社内で進めようとしても、同じ意思を持つ人が少ないです。
将来的にはKakedasのユーザーコミュニティ、会社同士の横のつながりができると、良いなと思っています。