- リーダーシップ&コミュニケーション研修
ポラスグループ
本社所在地 | 埼玉県越谷市南越谷1丁目21番地2 |
---|---|
設立 | 1969年7月18日 |
従業員数 | グループ合計4483名(2023年) |
業種 | 不動産業・建設業・建築資材加工販売業 |
事業内容 | 住宅・不動産・建設に関する事業全般 ●戸建分譲住宅事業 ●注文住宅事業 ●不動産売買仲介事業 ●分譲マンション事業 ●資産活用・ビル・土木事業 ●不動産管理・賃貸仲介事業 ●リフォーム事業 ●プレカット(木材加工・販売)事業 ●住宅資材販売(インテリア含む)事業 ●住環境研究事業 ●住宅品質保証事業 ●ガーデニング事業 ●ライフライン事業 ●飲食事業 ●損害保険代理業 ●建築訓練法人運営 他 |
HP | https://www.polus.co.jp/ |
全く知識がなかったわけではないので、10年前の記憶をたどりながら参加しました。すると研修中に講師の先生からも「本の中身を実践していますよね」と言われました。例えば、部下に何か依頼するとき、本人への重要感を出して指示を出しているなど、知らず知らずのうちに、「人を動かす三原則」の1つに当てはまる行動をとっていたのです。意識しないところで実践できていたこともあったという発見があり、それが自信につながりました。
「ジェイックの研修」という信頼性が、
参加へのモチベーションになりました
デール・カーネギーの「人を動かす」リーダーシップ&コミュニケーションコースに参加した経緯を教えてください。
寺西様:
私は建材を扱う商社からポラテックに出向して3年目であり、間もなく出向期間が終了する予定です。
3年間を振り返ってよかったことの一つがこのポラスアカデミーとなります。
ポラスアカデミーの中には様々な受講コースがあり、不動産業界に必須な基礎的科目があり、さらに今回のカーネギーのような外部講師を招いたプログラムもあります。必須科目以外は自分たちが好きなものを選ぶことができ、学びたい社員にとっては贅沢なプログラムとなっています。
私は、ポラスアカデミーの中に、デール・カーネギーの「人を動かす」リーダーシップ&コミュニケーションコースがあることを知り、さらに役職が主任クラス以上、1人以上の部下がいることが参加条件とのことで、「まさに今受けるべき研修だ!」と感じました。
カーネギーの『人を動かす」は10年以上前に初めて読み、とても強い印象を受けたことを覚えています。読めば読むほど自分の思っていたことに合致していたり、「こういう見方もあるんだ」という驚きや発見がいくつもあったりしました。
当時の印象は今も残っており、アカデミーの中にカーネギーの研修があるのを見つけて、ぜひ受講したいと思いました。10年前にインプットしたものを、もう一度整理できるチャンスだと思ったのです。
また、「ジェイックの研修」ということも参加のモチベーションになりました。実は、前の職場でジェイック取締役 東宮さんのメルマガを購読していて、ジェイックという社名がすっかり馴染み深いものとなっていました。
さらに今のようにリモートが当たり前になる以前に、ジェイックからZOOMによる営業を受けた経験もあり、親しみがある社名で、今回の研修を楽しみにしていました。
今回の「管理職向けデール・カーネギー1Dayトレーニング研修」では、どのようなことを学びたいと思っていましたか?
寺西様:
先述したとおり、カーネギーの本を読んだのは10年以上前だったので、もう1回きっちり知りたいという思いがありました。「読んで学ぶだけではなく、実務・実践での行動の仕方を学び、身に付けたい」という気持ちが大きかったです。
さらに具体的に言えば、営業職なので、まずは「お客さんに動いてもらえるようになる」というのが最も大きなテーマでした。営業は売りたいものをお客様に買っていただき、買っていただいた後にリピートしてもらうということが大事です。
また職場では自分の部下や後輩を、今の時代に即した、ふさわしい形で「動かす」ということも大事です。
このように、「お客様や職場の人間を動かせるノウハウを蓄積していきたい」と思っていました。
私は主任という立場で、若手の部下が1人います。明るい性格で営業向きですが、まだまだ知識不足なことも多いです。本から知識を吸収する方法もありますが、今の若い世代は読書の習慣があまりありません。彼も「活字は読めません」というタイプなので、そんな彼を、今回学んだことで動かし、また体験を通じて知識を広げたいですね。
ただ、部下とはもともと良い関係性は維持できていたと思います。そのため、今回の研修には課題感から参加したという訳ではなく、「自分自身を高めたい」という思いで参加しました。
実際に参加し、どのようなことが学べましたか?
寺西様:
全く知識がなかったわけではないので、10年前の記憶をたどりながら参加しました。すると研修中に講師の先生からも「本の中身を実践していますよね」と言われました。
例えば、部下に何か依頼するとき、本人への重要感を出して指示を出しているなど、知らず知らずのうちに、三原則の1つに当てはまる行動をとっていたのです。意識しないところで実践できていたこともあったという発見があり、それが自信につながりました。
研修は、期間が短く「物足りない。もっと学びたい」と思いました。本来は全8回のプログラムということで、できればフルパッケージで受けたいところです(笑)。
ただ、短い研修期間ではありましたが、今回は部下もいる立場となったうえでの研修であり、実体験を伴って大きな学びとなりました。人を育てるための必要なプロセスなので、今後さらに活用していきたいです。
「学び」を社内浸透させ、人材育成への意識が高まる
受講後の感想をお聞かせください。
寺西様:
三原則である「批判しない」「率直に、素直な評価を与える(重要感を持たせる)」「強い欲求を起こさせる」について整理し、より理解を深めることができました。
とくに「強い欲求を起こさせる」について部下に実践していきたいと考えています。
たとえば、「活字が読めません」という人に、「どうしたら本を読んでもらえるか?」 を考え、まずはミステリーやラノベなど、様々な本について話題にしてみたり、その中からエンタメ的な部分を意識して読んでみせたり、とにかく本の話を積極的にしました。
すぐに効果に結び付くとは思いませんが、まずは試してみています。少なくとも、それに伴って社内での会話の量は増えてきたと感じています。
翻って、自分自身をみると、受講したことで人材育成への意識がさらに高まるようになりました。ポラスアカデミーという仕組み自体は非常に面白く、有難い存在だと思います。社員は学びたいことを自分で選ぶことができ、しかも無料ですから。
一方で、そうした研修に参加するのは面倒くさいと思う人もいるでしょう。それはポラスアカデミーの魅力をうまく伝えきれていない現状に原因があると思います。「ポラスアカデミー」という環境を整えている当社でもまだそうした状況であり、どの会社でも社員教育については試行錯誤しているはずです。
「学び」に関する社員のモチベーションを高める上で、外部講師の話を聞けることは強いと思います。そうした側面を強化するには、ジェイックさんのようなところと、より強固に連携してポラスアカデミーのプログラムを組んでいくことが必要だと感じました。
外部も参加できる研修システムを目指す
ポラスアカデミーを発展させるため、ジェイックに求めることは?
寺西様:
講習を受けて学んだ気になって、日常業務に戻ると忘れてしまう。研修ではよくある話かもしれませんが、経営者にとっては悩みの1つです。
ジェイックさんには当社のパートナーとして入り込んでいただき、学ぶことが好きな人だけ有益で、そうでない人にはやらされ感があるといった状態が起こらないように手伝っていただきたいです。
例えば、当社の社員自身が自分たちのためにプログラムを考えるなど、アカデミーの仕組み自体を変えてもいいのではないかと思います。
外部講師も素晴らしいですが、それだけではなく、上層部が講師となり、「社員教育はどうあるべきか」「お客様にどう手助けできるか」などを考えながら受講できれば、その方が下の人間も理解しやすい部分もあると思います。そのために、上層部の人たちへのスキルアップも支援してもらいたいです。
さらに言えば、いずれはポラスアカデミーを外部に売れるレベルのコンテンツにしたいですね。
今後研修へ期待することがあれば教えてください。
寺西様:
今回受講した、デール・カーネギーの「人を動かす」リーダーシップ&コミュニケーションコースは、もともと8日間のプログラムを1日に集約したものだったので、どうしても短い印象は拭えませんでした。やはりしっかり8日受講したかったです(笑)。
まず初回の研修を受け、それを実践する2週間があり、また次の受講があり、同じように、それを実践する2週間がある、というようなサイクルを繰り返すのが理想ですね。
ただ社員によっては長期にわたって参加するのは容易ではなく、何もしない2週間を迎えてしまう可能性も考えられるので、もう少し短いスパンでも良いかもしれません。
また、継続的な研修プログラムを導入するには、まずは現場の社員に「ポラスアカデミーで学べる」という価値感や文化を醸成しなければなりません。
あるいは先述の通り、自分たちで立ち上げて組み込んだプログラムならば、参加へのモチベーションは高くなるでしょう。ポラスグループの中で次世代を担う人が集まり、設計したものであれば浸透度も上がるでしょう。
会社から受けさせられるのではなく、自分で選び参加する。自分の課題をチェックし、それを解決できるようなプログラムを自分で選べるプロセスがあるといい。そんなより効果が期待できるポラスアカデミーが実現するように、ジェイックさんには支援いただければと思います。
あるいは、研修参加を社内評価軸の1つに入れていくと、受講者のモチベーションアップになるかもしれません。きっかけがあれば、研修で学んだことが実践できない「空白の2週間」にならず、有意義に参加しやすくなるでしょう。
最初に述べた通り、間もなく私の出向期間は終了しますが、ジェイックさんにはぜひ今後も当社に協力していただき、ポラスアカデミーを社外からも受けられるものに発展させて頂きたいと思います。その時は私も外部から参加したいと思いますので、今から楽しみです。