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東邦警備保障株式会社
本社所在地 | 東京都目黒区 |
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設立 | 1970年 |
従業員数 | 500名 |
業種 | 警備業 |
事業内容 | 施設警備、空港保安警備業務、駐車場管理、各種防犯・防災商品取扱、人材派遣等 |
HP | http://www.tohokeibi.com/ |
女子カレッジ®卒業生を、6名採用している空港保安業務においては、女性だからこそできる業務です。(ジェイックから採用した在籍社員数:6名 2020/6現在)
「若手採用を積極的に行おうと思ったきっかけはなんですか?」
業界全般として、警備員の高齢化という課題に向き合う必要があり、次の世代を担う人材の採用や育成が継続的なテーマとなっているからです。当社としても、平均年齢が56歳と高く、若返りをしていきたいというのが理由です。
ただ、採用活動をする上での悩みは、「警備」という仕事の認知度が低く、やりがいや意思が一般的に理解されていないことです。警備に初めて触れる求職者の方にとって、施設警備の主力である「24時間(当務)勤務」に対する漠然とした不安を解消することが最初のハードルになります。
ですから、まずは、当社を志望される方々に、実際の勤務する際の具体的なイメージをわかりやすく伝えることが大切です。「警備」という仕事は、外からは理解しにくい部分があるため、空港保安警備に携わる際、どんなタイムスケジュールで「24時間」の当務勤務をこなしていくのか、シフト表などの図表資料や現地の写真などをご覧いただき、待遇や業務内容だけでなく、働く環境やこの先のキャリア形成モデルについてもご納得いただくことに注力しています
「なぜ女性を採用しようと思いましたか?」
警備業界において、女性活躍の場が年々拡大していることが大きな要因です。
そのため、当社が警備業務を担う施設のご利用者の方に安心、安全を提供するため、多様な人材の採用育成が今後の課題と考えています。
特に、女子カレッジ®卒業生を、6名採用している空港保安業務においては、女性だからこそできる業務ですし、女性のスタッフがいないとお客様に迷惑をかけてしまう状況だったので、若い女性を採用することが急務でした。
ただ、働きたい女性の選択肢に、警備業の認知がなく、求人媒体だと検索ワードに入りませんし、他の紹介会社に依頼しても紹介もありませんでした。このまま待ってても採用できないと思い、とにかく、直接出会って話したいという気持ちがありました。インターネットで探しに探したところで、ジェイックの女子カレッジ®サービスにたどり着いたのです。
「色々な採用手法の中でジェイックを選んでいただいている理由は何ですか?」
お見合い形式のように、必ず人に会えるという点です。
今までは、警備の仕事について、きちんとした説明をする場がなかったので、直接、知ってもらえて、ちょっとでも興味を持ってもらえる場があるのが良いところです。実際に、面接会で、警備業の仕事のやりがいなども、伝えさせてもらったときに、「警備の仕事のイメージが変わりました!」という声があったので嬉しかったです。
また、面接前の研修段階でも、ジェイックにて、受講生一人一人と面談し、ワークなどを通じ、強みや弱みまで分析できていますし、履歴書に書かれている内容以外のヒューマン的な部分のフィードバックももらえます。その内容も面接後の当社の評価とも差異が少ないので助かっています。ジェイックの営業担当者が、会社の事業内容や求める人材像をよく理解して、カレッジ講師・受講生に、事前のインプットをしてくださっていることも大変ありがたいですし、面接会参加時に、社会人としての基本的なマナーや立ち振る舞いなどが仕上がっていることは、本人の「素」の部分を見極めるうえで大切なポイントになっています。
それに、入社後の継続したフォローも、してもらえるので定着率向上にもつながっています。
当社としても、入社してくれた人たちに、きめ細やかにフォローをしていきたいですが、一方で会社に言えない本音みたいなところもあると思います。そういう手が届かないところまで、ジェイックで支援してもらえるので助かっていますね。
「女性の活躍事例はどんなものがありますか?」
私達が、現地を巡回した際に見聞きした中から、2つのエピソードをご紹介したいと思います。
まずは羽田空港です。数年前の韓流ブーム全盛の頃、羽田空港では暫定国際線の供用が開始され、海外から芸能人などのVIPが来日する機会が多くなりました。連日多くのファン(多くは女性ファン!)が来館されるなか、当社の女性警備隊が安全な動線確保のための警備にあたりました。その際のきめ細やかな気配りや柔軟な対応に対し、お客様から感謝のお手紙を頂戴したことがございまいした。日々の励みになり感動する経験でした。
もうひとつは、都内の駐車場に勤務する女性警備員です。
頻繁にお車でお越しになるご家族がいらっしゃり、お越しの際、お帰りの際、ご家族みなさまから労いの言葉をかけていただいておりました。普段から、挨拶やご案内のお声がけで、しっかりとコミュニケーションをとれている証だと感じました。
柔らかな応対、笑顔、お困りごとがある利用者の方が声がけしやすい点などは、やはり女性ならではの特性になるのではないかと感じています。こうしたエピソード以外にもご利用の方から直接感謝の言葉をいただくことは、男性・女性問わず、警備員にとって大きな励みになる体験です。
「今後の女性への期待をおしえてください」
現在勤務している隊員には、指導的な立場を担える人材となるよう、今後のキャリアを積んでほしいと期待しておりますし、警備業における女性の活躍領域は今後もさらに拡大していくと考えております。
警備のロボット化なども進んでいますが、人間だからこそできる臨機応変な対応などが、現場には求められています。コミュニケーションの場において、女性がいることで場が和みますし、女性ならではのホスピタリティを活かして、語学や手話などできるような形での警備の在り方なども変えていきたいです。
少し話が大きくなってしまいますが、会社として、警備業の社会的な地位、ステイタスの向上が必要だと感じており、全社一丸となって、サービスの向上、警備業務を通じた社会貢献により一層取り組んでいきたいと考えています。