EQとは?
EQとは感情をコントロールして応用できる能力を指します。EQは心の知能指数とも呼ばれており、高いEQを持っている人は、自己や他者の感情を認識し、コントロールすることで成功を収める能力を持つことが多く、ビジネスシーンや人間関係の場面でも重要な役割を果たしています。
今回はEQを高めることで仕事で成果を出したり、社内外問わず良好な人間関係を築くことができたりするEQ研修についてご紹介します。
EQ研修の目的
ハラスメントにつながりかねない行動の改善
組織内でのハラスメントは深刻な問題です。EQ研修では、管理職がハラスメントにつながる行動を改善し、予防することを目的の一つとしています。
EQ研修を受けることでEQが向上すると、感情の認識と対策、他者への共感、社員間の様々な問題を解決するスキルなどを強化することで、管理職は部下間の関係改善やハラスメントの防止を考えられるようになります。
メンタルヘルス不調者の減少
EQ研修では、管理職が部下のメンタルヘルスをサポートすることも重要です。
適切なコミュニケーションでメンバーのモチベーションを上げたり、ストレス管理のスキルなどを習得することで、管理職は部下のメンタルヘルス不調の早期発見やサポートに貢献します。
これにより、生産性向上や離職率の低下など、組織全体の健全性を向上させることが期待できます。
コミュニケーション改善
EQ研修では、管理職が部下とのコミュニケーションスキルを向上させることも重要なテーマです。コミュニケーション不足だったり不適切なコミュニケーションを行ってしまうと、組織の課題や発生につながることがあります。
EQ研修は、共感力や対話のスキル、フィードバックの提供方法などを学び、管理職が部下とのコミュニケーション改善を学びます。
EQ能力が向上すると、相手の感情を読み取り、相手に配慮したコミュニケーションを取ることができるため、部下との信頼関係を築き、組織の課題解決につなげることができます。
EQ研修のテーマ
EQ研修では、EQを理解し、診断結果に基づいた個々の強みと弱みに目を向け、強いチームを作ったり、感情をコントロールする方法を知ることが出来ます。
EQの基本、感情の認識と管理
EQ研修では、自分の現状のEQ値を診断し、「感情の使い方」の傾向を分析することができます。
管理職が自分の感情や感情の使い方を認識し、適切に管理する感情マネジメント能力が向上します。
基本的な感情の認識とそれに対する適切な反応を理解したり、ストレス管理スキルを習得したり、感情をポジティブに表現する方法を学びます。 EQは鍛えて伸ばすことが可能な能力です。弱みを鍛え伸ばすことで、基本である感情をコントロールする方法を身につけます。
EQPI®で性格を可視化する
研修では、EQPIという一般的な行動特性検査と同じくEQを測定するための検査を用いて、性格を可視化していきます。
行動特性検査と同じく行動面からEQを測定することができ、自己理解や対人関係の向上、リーダーシップの向上など、多岐にわたるテーマが取り上げられています。
EQPI®で自分の「性格特性」を分析し、それぞれの性格に応じた適切なトレーニングを継続的に実施することで、感情マネジメント力を向上し確実に行動を変えることができるようになります。
信頼関係を築き生産性の高い組織を醸成する
EQと性格特性が分かれば、自分と全く性格の違う部下であっても、診断結果を元に考察をしていくことで部下の本音が見えやすくなります。
見えなかった部下の本音を知ることは今後、指導し育成していく上で貴重な資産になると言えます。
管理職として部下との良好な状態に維持することで、信頼関係を築き生産性の高い組織を醸成することができるようになり、生産性が高くなることで、より高い成果を継続的に生み出すことができるようになります。
ジェイックのEQ研修
EQPIトレーナー資格を有する講師が研修を担当
ジェイックのEQ研修は、日本におけるEQ理論の第一人者である高山直氏に師事したEQPI(※)トレーナー資格を有する社員が講師を担当します。
研修では、各個人のコミュニケーション能力などを独自の設問により算出し、研修後に再度検査をすることでトレーニングにより鍛えた箇所の成果を確認することができます。
EQ は性格ではなく、情緒や感情の能力です。鍛えることで変化があり、その変化は数値として見ることができます。
(※)EQPI とは Emotional Intelligence Personal Instructor の略称です。
感情マネジメント力であるEQ能力を基本から学べる
ジェイックのEQ研修は、EQの生まれた背景、歴史からEQ理論を学んでいきます。
基本的な学術の理解だけでなく、自分の感情に向き合うワークを行ったり、身近な感情に触れながら、EQとはどういうものかを体験することができます。
他にも、「なぜEQが高い方がいいのか」「低い人の特徴」を学び、ビジネスにおけるEQの有効性も合わせてご紹介していきます。
EQPI診断を元に自分に合ったトレーニングを考え、確実にEQ能力を向上する
ジェイックのEQ研修では、EQPI®検査結果の解説と相互プロファイリング・相互フィードバックを通して、まず現在の自分を知ることから始まります。
現在地を知ることで、向かうべき目的地「EQ開発のための発揮行動」を発見します。 「EQ開発のための発揮行動」を発見できたら、次に行動計画を策定し、行動心理学に基づき2ヶ月間、開発行動を実践していきます。
診断に基づいた適切なトレーニングを継続的に実施することで、EQ能力が確実に向上します。
カリキュラム例
- 1日目 所要時間:8時間
オリエンテーション
EQ診断分析
- EQPI®の概要について知る
- EQマネジメントの4構成と12発揮行動
- EQの自己分析
Big5、Business Big5
- 「Big5」とは何か
- 「Business Big5」とは何か
- 診断をもとに自己分析
- 強みを活かしたアプローチで行動変容を起こす
まとめ
- 次回研修までに実践する行動目標の設定
- 2日目 所要時間:8時間
前回研修の振り返り
- EQPI®シートを用いて自分自身を解説する
- 自分自身の強み、弱み分析
EQトレーニング
- 型を知り、習慣化するEQトレーニング
- 未来づくりシートの作成とシェア宣言
- EQ開発の具体的トレーニング方法と成功の鍵
EQを活用したマネジメントスキル
- EQを活用したマネジメントとは
- 感情をコントロールするコミュニケーション
- コミュニケーションロールプレイング
まとめ
- EQ研修のまとめ
- EQトレーニング実践行動の設定
- 実践継続プログラムの解説
研修概要
開催地 | 講師派遣型なので全国対応可 |
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期間 | 2日間 |
総研修期間 | 8時間~16時間 |
開催時間(例) | 1日目 10:00~17:00 |
講師紹介
よくある質問
研修はオンラインでしょうか?リアルでしょうか?
リアルでも対面でも受講可能です。是非ご相談ください。
EQPI診断は事前に行いますか?
遅くとも研修実施の2週間前には受験を完了するようお願いしています。
EQPI診断の流れを教えてください
(1)参加者の氏名・メールアドレスをご共有いただき、ジェイックから受検案内メールを送付いたします。
(2)受検案内メールに記載しているURLにアクセスしていただき、ブラウザ上で診断を行います。
※診断は、設問数151問で、約25分ほどかかります。
(3)研修当日に講師から診断結果シートをお渡しいたします。
※オンライン実施の場合は、研修前に診断結果のPDFを送付いたします
お申込みから研修までの流れ
お問い合わせ、資料請求
お問い合わせ・資料請求は、電話、Webフォーム、メール等で承ります。まずはお気軽にご連絡ください
ヒアリング訪問
お問い合わせいただいたご担当の方へ、対面もしくはお電話で、お問い合わせいただいた背景や目的などをお伺いいたします。その上で、貴社のご要望や課題に沿った研修コンテンツを作成いたします。
コンテンツ作成、企画書の提案
ヒヤリング内容を基に、弊社で企画書を作成いたします。企画書は、現状の課題、企画の目的(ゴール)、スケジュール、コンテンツ内容、講師、見積費用などを含んだ内容で提出いたします。
ご契約
企画書の内容でご納得いただき、実施日、講師が確定しましたら、ご契約の手続きに進みます。申込書の受領を持って契約完了となります。
研修実施
企画書の内容を骨子に、実施前までに講師と打ち合わせを行い、研修を実施いたします。