目標達成研修
目標を達成することで真の自信を育む
目標達成研修の概要とゴール
研修の概要
目標達成研修は、個人やチームが設定した目標を達成するためのスキルとマインドセットを自分のものにするプログラムです。研修では、経験豊富な講師陣による実践的なワークショップやグループディスカッションを通じて、受講者が研修後すぐに業務に活かせるスキルを体得します。
研修のゴール
- 達成目標に自分なりの意義づけを行い、内発的動機付けに基づいて主体的に目標に取り組めるようになる
- 個人目標やチーム・部門目標に対して、具体的で明確かつ達成可能な行動計画を立てることができる
- 目標達成と同時に目標達成能力そのものを向上させるPDCAサイクルを回すことができるようになる
目標達成に不可欠な
「目標設定」と「目標管理」の考え方
目標達成の研修を検討する上ではまず最初に、目標達成を「目標設定」と「目標管理」の2つに分解して考えることが重要です。両者はいわば車の両輪であり、目標達成においても不可欠な要素です。 それぞれについて簡単に解説します。
目標設定
目標設定とは、達成したい目標を明確にすることを言います。目標設定は、目標達成の第一歩であり、目標管理の土台となります。目標設定が適切でないと、目標管理がうまくいかず、結果として目標達成からも大きく遠ざかってしまうことになります。
適切な目標設定を行う際には、以下のポイントを押さえることが重要です。
① SMARTの原則を抑える SMARTは、適切な目標を設定する上で効果的なフレームワークです。 SMARTの原則では、目標を「Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Attainable(達成可能)、Relevant(関連性がある)、Time-bound(期限がある)」の5つの要素を満たすよう、目標を捉えなおします。
② 現状とのギャップを明確にする 目標を達成するためには、目標と現状とのギャップを明確にする必要があります。現状とのギャップを明確にすることで、目標達成に必要なアクションを具体化できるようになります。
③ 本人が納得できる目標にする 設定する目標は、本人が納得できるものであることが重要です。例え上から(会社から)落ちてきた目標であっても、そのまま受け取るのではなく、「自分にとってワクワクする目標」「何としても達成したいと思える目標」に捉えなおすようにしましょう。自分自身が納得できる目標であれば、目標達成に向けてのモチベーションを大きく高めることができるでしょう。
目標管理
目標管理とは、目標を達成するために必要なアクションやプロセスを管理することを言います。目標管理は、目標達成を成功させるためにとても重要な要素です。
目標管理を行う際には、以下のポイントを押さえることが重要です。
① 進捗を定期的に確認する 目標を達成するためには、進捗を定期的に確認する必要があります。計画と現状進捗のギャップが明確になり、目標達成に向けたアクションを適宜調整できるようになります。
② 目標達成の妨げとなる障害や課題の早期発見、および対応 目標達成の過程では、障害や課題に直面することもあるでしょう。したがって、達成の妨げとなる障害や課題を早期に発見し、適切に対応することで、目標達成の可能性を高めることができます。
③ 目標達成できた自分を承認する 見事目標を達成できたら、目標達成できた自分を承認することも大切です。達成できた自分を認めることは、成功体験の蓄積や自己肯定感の向上など様々な恩恵があります。これにより、次のさらなる目標達成に向けた原動力となるでしょう。
ジェイックの目標達成研修の特徴
目標を「設定」し、行動を「計画」し、それを「管理(マネジメント)」することで「達成」する。 これが、目標達成の原則です。 ここでは、ジェイックの目標達成研修の特徴について、「目標設定」→「行動計画」→「行動管理」の3つのステップでそれぞれ、解説します。
「目標設定」:個人の内発的動機づけに働きかけ、「何としても目標を達成したい!」というマインドに変わる
目標達成に取り組む最初のステップ「目標設定」では、達成目標に対し自分なりの意義づけができ、内発的動機付けに基づいて主体的に目標に取り組めるかどうかが非常に重要です。
ジェイックの目標達成研修の「目標設定」ステップでは、受講者の内発的動機づけに働きかけることで、「何としても自分の目標を達成したい!」というマインドに変わる!という点が特徴です。
動機付けは、人が行動を起こす原動力ですが、大きく「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2つがあります。
外発的動機づけは、外的報酬やペナルティによって引き起こされるものをいい、例えば、社員にとって「上から(会社から)与えられた業務目標を達成できるか否か?」などはその代表と言えます。もちろん、会社から与えられた目標を達成することは、社員にとって極めて重要な責務であり、全力で目標達成にまい進する必要があるでしょう。しかし「今期、目標達成できれば昇進が待っている!」「未達が続けば責任を問われる・・・」といった、外的報酬やペナルティによる「外発的動機づけ」だけでは、パフォーマンスを100%発揮することはできないでしょう。
なぜなら、外発的動機づけは、報酬や評価、罰則といった外部からの働きかけによって行動を起こす動機づけであるため、目標達成に向けたモチベーションを長期にわたって維持するのが困難だからです。たとえ、外発的動機づけで目標を達成したとしても、報酬や評価がなくなったり変わったりすれば、その時点でモチベーションは尽きてしまうかもしれません。また、外発的動機づけで目標を達成しようとすると、目標達成に必要な行動を機械的にこなすようになりがちです。その結果、創造性や自主性が損なわれてしまうことも考えられます。
これに対し、ジェイックの目標達成研修では、個人の「内発的動機づけ」に働きかけることを重視しています。そのため、単に目標を設定し行動計画を立てるだけではなく、その目標に対する個人の動機付けを最大限に高めるアプローチを研修に盛り込んでいます。具体的には、受講者自身が「なぜ自分はこの目標を達成したいのか?」「自分にとってこの目標を達成することはどんな意義があるのか?」を深く探求し、それに基づいて目標を捉えなおしてもらいます。こうしたプロセスを通じて、受講生は「何としても自分の目標を達成したい!」というマインドに変わっていくことでしょう。
内発的動機付けが高まることで、参加者は目標に向かって一時的なモチベーションではなく、長期的な視点での行動が期待できます。また、自らの深い動機付けに基づいて目標を達成することで、その達成感は格段に高まります。これは、今後の新しい目標に向かうための大きな原動力となります。
「行動計画」:過去志向ではなく未来志向にフォーカスした行動計画の策定
どんな会社にも、目標達成できる人もいれば、なかなか達成できない人もいます。では、目標達成できる人とできない人は、何が違うのでしょうか?
数々の大手企業で導入されている目標達成手法「原田メソッド」の開発者として知られる原田隆史氏は、目標達成できる人とできない人の一番の違いは「目的・目標達成のために毎日、何をしたのか」という日々の実践行動にあるのだと話します。
「目標達成に必要な日々の行動」について、具体例を挙げて解説します。 例えば「今期末までに、10社から新規で契約を獲得する」という目標を立てたとします。これに対し「毎日20人の窓口担当者に提案書をメールする」「見込みリストの中から、毎日30社に架電する」といったアクションが「目標達成に必要な日々の行動」になります。「目標達成に必要な日々の行動」一つ一つは、決して難しい行動ではありません。ですが、こうした日々の行動を毎日実践できるかどうか?が、目標達成できる人とできない人の結果を分ける、極めて重要な要素なのです。
「目標達成に必要な日々の行動」を毎日確実にやりきる重要性にうなずく人は多いでしょう。とはいえ、私達の日々の業務では、突発的なトラブルやその日のうちにこなせばならないタスクが生じることは日常茶飯事です。そのため、毎日必ずやる!と行動を決めても、ちょっとしたことでアクションを忘れてしまったり、後回しにしてしまうことは簡単に起こります。つまり、やろうと思って「意識」するだけでは、行動を毎日確実に継続することは意外と難しいのです。
実際に、社員教育を実施した企業の経営者や人事担当者から、
『研修はいいんだけど、日常業務に入ると、すぐ元に戻ってしまう』
『いくら良い気付きを得られても、行動が変わらなきゃ意味ないよね!』
といった、行動変容が長続きしないことのお悩みをよくいただきます。
ジェイックの目標達成研修「行動管理」のステップでは、こうした「目標達成に必要な日々の行動」を習慣化させる仕組み(システム)を設けていることも特徴の1つです。
この仕組み(システム)の流れを簡単にお伝えすると、以下のようになります。
- 研修の最後に、各受講生に「自分の目標達成に必要な日々の行動」を決めてもらう
- ジェイックの運営担当者が、各自の決めた日々の行動をシステムに登録
- 翌日から毎日届く確認メールにて「決めた行動を実践できた」「実践できなかった」を返答
- 決めた行動の日々の実践状況はデータで蓄積され、WEB上で一覧できる
意識するだけでは毎日の継続が難しい「目標達成に必要な日々の行動」ですが、ジェイックの目標達成研修では、仕組み(システム)を活用することで行動を習慣化させ、受講生みんなの目標達成力を確実に向上させることができます。
ジェイックの目標達成研修のカリキュラム
以下はカリキュラムの一例です。 ご要望や組織課題に応じて、内容や研修期間・日程等をカスタマイズいたします。
- 研修カリキュラム
目標達成の意義と重要性
- なぜ目標達成は重要なのか?
- 「目的」と「目標」の違い
- 目標設定におけるSMARTの法則
- 【ワークセッション】個人やチームの目標設定に関するワークショップ
目標達成で押さえるべき重要指標
- Goal:最終的な目標
- KGI(Key Goal Indicator):最終的な目標数値
- CSF(Critical Success Factor):最重要プロセス
- KPI(Key Performance Indicator):最重要プロセスの目標数値、KGIの先行指標
- 【ワークセッション】最終的な目標(Goal)と目標数値(KGI)を達成するために、あなたはどのような最重要プロセス(CSF)と最重要プロセスの目標数値(KPI)を設定しますか?
目標達成のためのPDCAサイクル
- 導入:目標達成におけるPDCAの役割
- Plan(計画):SMARTの原則に基づく目標設定/期間とリソースの考慮/
- Do(実行):タスクの優先順位付け/最適なリソース配分/実行中のモニタリング
- Check(確認):定期的な進捗確認の方法/フィードバックの収集/結果と目標のギャップを理解する
- Act(改善):問題の原因を分析するには?/改善策の策定と実施/改善後の効果測定
目標達成を阻害する心理的要因の理解と対策
- 学習性無力感
- リンゲルマン効果(グループ内手抜き)
- グループシンク(集団浅慮)
目標達成力を向上させる実践ノウハウ
- 目標達成に影響する要因(自己効力感、フィードバック、報酬など)の理解と活用
- フィードバックの種類と効果的なフィードバックの与え方
- スモールゴールとセルフインセンティブの設計
自身の目標達成に向けた具体的なステップの構築
- 会社の方針や意図を理解し、目的、ビジョンを考え、それを明確に示す
- 目標を考えるときは、様々な観点から考えるが、それを提示するときにはわかりやすく行う
- 「達成可能な目標×目標の魅力+具体性」でモチベーションを高めるような設定をする
受講者の声
目標は自分だけでなく家族や部下、人生にも大きく関わっていることを知り、達成のモチベーションがグッと上がりました。
自分の目標は自分だけでなく、家族や部下の生活、人生にも大きく関わっていることに気づかされました。目標達成するモチベーションが、今までよりもぐーっと上がりました。
目標達成できなかった自分と決別するために、これまで目を背けていた部分とも向き合っていきます
研修を受けて、自分でもうっすら分かっていたこと、目を背けていたことが浮き彫りになりました。これまで目標達成できなかった自分と決別するためにも、こうした部分とも向き合っていきます。
目標達成出来たら、自分にとってのどんなメリットがあるのか!ここに目標達成のカギがあるのだと思いました。
仕事の目標を立てる時、その目標を達成したら会社だけでなく、自分にとってどんなメリット、ワクワクする結果が待っているのか!ここに目標達成のカギがあるのだと思いました。
全体目標から段階を踏んで行動計画を立てていくことの大切さを改めて認識しました。
見込み精度を高めるには、全体目標から段階を踏んで行動計画を立てていくことが大切だと改めて認識しました。まずは目下の行動計画から改善をスタートしていきます。
よくある質問
この研修は、どのような部署、役職の人が対象ですか?
部門、役職を問わず、自分やチームの目標達成力を高めたいと考える全ての方が対象です。特に、個人業績を上げたいラインメンバーや、チーム・部門の目標達成に責任を持つリーダーや管理職の方におすすめです。
カリキュラムや期間をカスタマイズすることはできますか?
はい、可能です。お客様のニーズや目的に合わせて、研修のカリキュラムや期間等をカスタマイズいたします。ご要望や相談等については、フォームにてお気軽にお問い合わせください。
研修を受講するに当たり、事前準備は必要ですか?
特別な事前準備は必要ありませんが、現在業務での個人目標ないしチーム・部門目標、および目標達成に関しての課題を明確にしておくことで、研修中のワークショップやディスカッションが、業務の成果に直結したより実践的で有意義なものになります。
目標達成研修の講師は、どのような人ですか?
ジェイックが厳選したプロフェッショナルな講師が研修を担当します。目標達成研修の講師は、普段は自身でも高い目標を抱えており、高い目標を達成するための課題克服やPDCAの改善に取り組んでいます。
ですから、目標達成に関する専門知識や実践経験を備えているのはもちろんの事、目標未達や達成の過程で躓いたりといった研修受講者の課題にも寄り添った講義や助言でも評価をいただいております。
研修はオンラインでも実施していますか?
はい、研修はオンラインでも実施しております。オンライン研修では、Zoomやなどのツールを使用して、リアルタイムでの研修を実施いたします。集合型のオフライン研修と遜色のないクオリティの内容を提供しますので、安心してご参加いただけます。