3年目社員研修とは
3年目社員研修とは、企業が新入社員のうち3年目に実施する社員研修のことです。
一般的に、新入社員は入社後1年目に基礎的な研修を受け、2年目には主体性を持ち周囲を巻き込みながら自立して仕事をするためのマインドセット研修を受け、3年目にこれまでの研修で学んだことを活かし、企業が求める人材像やビジョンを理解し、企業の中核的な人材として成長するための研修が行われます。
3年目社員研修では、従来の研修とは異なり、より実践的な内容が含まれます。例えば、リーダーシップやプレゼンテーション技術、コミュニケーション力の向上など、社会人として必要とされるスキルを習得することが期待されます。
3年目社員研修は、企業にとって重要な意味を持ちます。3年目になると、従業員は企業に馴染んでおり、業務に関する深い知識やスキルを持つようになっています。
この時期に実施する研修は、社員の成長を促し、企業にとってもプラスの影響をもたらすことが期待されます。
3年目社員研修でキャリアアップの見通しを示したり、コミュニケーションの改善を行うことで従業員の離職を防ぐことにも繋がります。
3年目研修の目的
3年目社員研修の内容は企業によって異なりますが、一般的には以下のような内容が含まれます。
チームビルディング
3年目になると、先輩社員や後輩社員との協力関係が求められます。そこで、チームビルディングのトレーニングを行い、協調性やコミュニケーション力を向上させます。
キャリア形成に関するアドバイス
3年目になると、今後のキャリア形成について考えることが重要になってきます。
そこで、講師や上司などからキャリア形成に関するアドバイスを受け、将来的な自分自身のキャリアプランを考えることができます。
プレゼンテーションのスキルアップ
3年目になると、業務上でのプレゼンテーションが求められることも多くなります。そこで、プレゼンテーションの基礎から応用までを学び、スキルアップすることができます。
コミュニケーション能力の向上
社内外でのコミュニケーションが求められるようになり、意見や情報を上手に伝えるためのトレーニングが行われます。また、自分自身の強みやアピールポイントを把握し、上手に表現する力を養います。
ビジネスマナーの徹底
3年目になると、社会人としてのビジネスマナーが身についていると思われがちですが、さらに徹底した指導を受けることで、ビジネスパーソンとしてのマナーを確認し、磨くことができます。
3年目研修のポイント
3年目社員の自立は会社にとっては望ましい状態である一方で、自立した若手社員が退職してしまうことは企業にとってマイナスの影響を与える可能性があります。
そのため、退職を防ぐためには以下のような取り組みが必要です。
キャリアアップの見通しを示す
自立した社員は、今後のキャリアアップの見通しがなければ転職を考える傾向があります。そのため、3年目社員には、今後のキャリアアップの見通しを示すことが必要です。
例えば、中長期的なキャリアアップの計画を策定し、社員と共有することで、社員のモチベーションアップに繋がります。
ワークライフバランスの充実
長時間労働やストレスが原因で退職するケースもあります。そのため、3年目社員には、適切なワークライフバランスを提供することが必要です。
例えば、フレックスタイム制度の導入やリモートワークの推奨など、柔軟な働き方を促進することが有効です。
キャリア支援の充実
3年目社員が自己成長を実感できなければ、転職を考える可能性があります。そのため、キャリア支援の充実、社内研修や外部研修の参加支援などが必要です。
また、社員一人ひとりの適性を見極め、個々の適性に合ったキャリアアップ支援を提供することも重要です。
コミュニケーションの改善
3年目社員がストレスを感じる原因の一つに、上司や同僚とのコミュニケーション不足が挙げられます。そのため、上司や同僚とのコミュニケーションを改善することが必要です。
例えば、定期的なフィードバックや、アドバイスを提供することで、社員の成長を促すことができます。
3年目社員研修のメリット
3年目社員研修のメリットには以下のようなものが挙げられます。
メリット
スキルアップ
3年目というキャリアの中で、これまでの業務で培った知識や経験をより高度なスキルに昇華することができます。
コミュニケーション能力の向上
自分の意見を上司や同僚にうまく伝えることができるようになり、仕事の効率化にも繋がります。
キャリア形成
今後のキャリア形成に向けた視野や自己分析の力を養うことができます。
モチベーションの向上
自分の仕事に対する自信がつき、やりがいを感じることができるようになることで、モチベーションが向上する効果が期待できます。
人間関係の改善
3年目というキャリアの中で、新入社員との差別化を図ることができるため、周りからの信頼感や尊敬を得ることができ、人間関係の改善に繋がります。
ジェイックの3年目研修
カリキュラム例
- 1回目 自己理解とセルフコントロール約4時間
ニューノーマル時代に求められるリーダーシップ力
- 仕事の成果=自立×協働×志
”強み”のゾーンで働く人
- 強みとは思考、行動、感情のパターン
- ストレングスファインダー®を知る
自分の才能”強み”を知ろう
- 資質TOP5からわかる”強み”
- 才能にも投資しないと強みにならない
自立していくための自己分析
- ベースメント使いとバルコニー使い
- 自己のトリセツを活用していく
宿題、フォロー
- 1on1コーチング
- 2回目 強みとパフォーマンス発揮約4時間
前回の振り返り
- 仕事の成果=自立×協働×志
- 才能×投資=強みへの展開
- トリセツシートの共有
パフォーマンスを最大化させる
- これまでのキャリア棚卸し
- 開発されたキャリア
- 未開発のキャリアを開発する
自らのキャリアとリーダーシップ
- 棚卸しシートからの分析
- 自分らしさと仕事での活かし方
- グループ発表と全2回のまとめ
宿題、フォロー
- キャリア棚卸しシート
- 3回目 プロ意識とオーナーシップ約4時間
前回の振り返り
- パラダイムシフト
- See-Do-Getサイクル®
- 期待のヒアリングシート
さらなる自律に向けて反応を選択する
- 刺激に対する反応
- フレーム:自覚・想像力・良心・意識・ケーススタディ
オーナーシップを発揮する
- 最後まで自分がオーナーとなる
- ケースシップ(フレーム)
- ケーススタディから学ぶ
宿題、フォロー
- 問題解決選定/チームコーチング
- 4回目 チームワークとソリューション約4時間
前回の振り返り
- プロ意識/オーナーシップ
- 問題解決選定
チームで成果を出すということ
- ニーズに応え価値提供するチーム
- コミュニケーション
チームワークとソリューション
- 価値共創と貢献へのステップ
- 観察と共感
- 問題定義
- 提案
- 効果と検証
宿題、フォロー
- デザイン思考シート
- 5回目 価値共創や貢献へのアクション約4時間
前回の振り返り
- チームで成果を出す
- チームワークとソリューション
価値共創と貢献について考える
- テーマの共有と整理
価値共創提案と改善
- 観察と共創
- 問題定義
- 提案
- 効果と検証
- まとめ
宿題、フォロー
- デザイン思考シート/チームコーチング
- 6回目 志(パーパス)未来のキャリア約4時間
前回の振り返り
- 価値共創と効果検証
- 価値共創と効果検証報告
価値共創と貢献について考える
- テーマの共有と整理
自らの志(パーパス)と未来のキャリア
- 開発されたキャリアと未来のキャリア
- 3年後
- 仕事の意義
- 成果発表と上司からのメッセージ
- 協力者を得ていくことの重要性
宿題、フォロー
- 志シート/面談
受講者の声
ジェイックの研修サービスの流れ
お問い合わせ、資料請求
お問い合わせ・資料請求は、電話、Webフォーム、メール等で承ります。まずはお気軽にご連絡ください。
ヒアリング訪問
お問い合わせいただいたご担当の方へ、対面もしくはお電話で、お問い合わせいただいた背景や目的などをお伺いいたします。その上で、貴社のご要望や課題に沿った研修コンテンツを作成いたします。
コンテンツ作成、企画書の提案
ヒヤリング内容を基に、弊社で企画書を作成いたします。企画書は、現状の課題、企画の目的(ゴール)、スケジュール、コンテンツ内容、講師、見積費用などを含んだ内容で提出いたします。
ご契約
企画書の内容でご納得いただき、実施日(会場)、講師が確定しましたら、ご契約の手続きに進みます。申込書の受領を持って契約完了となります。
研修実施
企画書の内容を骨子に、実施前までに講師と打ち合わせを行い、研修を実施いたします。
よくある質問
研修はオンラインでしょうか?オフラインでしょうか?
どちらもご用意いたします!御社へ伺うことも可能ですので、ぜひお問合せください。
カリキュラムのご相談は可能でしょうか?
もちろん可能です!御社の課題に合わせたカリキュラムを作成致します。また、時間や日数についてもご相談に応じますので、お気軽にお問合せください。