原田メソッドとは?
- 原田メソッドを一言で解説すると「ツールの活用によって、日々の仕事の中で『能力』と『人格』をともに高め、目標達成を実現する」という目標達成し続けるための実践的な方法です。
- 大きな成果を上げるためには高い能力(スキル)も必要になりますが、同時に優れた人格も欠かせません。ですので、原田メソッドでは単に業務上の能力アップをするだけでなく、人格面を磨いていくことも非常に重視します。「人格の土台が合って初めて、能力が発揮される。」と考案者の原田氏は考えています。
- 原田メソッドが約束する大きなゴールは、“自分の人生を切り開く勇気と実行力を持つ(=自立型人間)を育てる”ことです。
原田メソッドの研修のポイント
長期目的・目標設定用紙を用いて成功プロセスを具体化
ハイパフォーマーたちを研究した結果、彼らはまず成功イメージを明確にし(=目標を設定し)、そこから逆算して「やるべきこと」を実行したことがわかりました。
長目(ちょうもく)では、まず“達成したい目標”を書き、加えて「なぜそうなりたいのか」「それを達成するとどんな良いことがあるか」という“目的” も列挙します。これを書くことで達成動機を強め、成功の可能性をグンと引き上げるのです。
“目的”の重要性を知る例として、2011年の「なでしこジャパン」が挙げられます。彼女たちの目標はもちろん「試合での優勝」だったが、その先の目的は「優勝によって、震災で傷ついた日本に元気を与えること」でした。
原田氏は言います。「こうした強い目的意識や使命感があったから、彼女たちは厳しい練習に耐え、栄冠を手にしたのだ」と。
ならば最初から、目標の先にある良いこと(=目的)をすべて
列挙してその喜びを想像し、目標達成の原動力にしようとい
うわけです。
- 長期目的・目標設定用紙=達成したい目標への道筋と目的
ルーティンチェック表を活用し、無意識化の行動を発見
人が意識的に活動できる範囲は、たったの3%と言われています。残りの97%は、無意識的な活動です。
ですから、もし、この97%の無意識の活動をコントロールできるようになれば、何倍ものパフォーマンスを発揮できることになります。
原田メソッドでは、意識的な行動を毎日継続し、習慣化させることで、無意識の活動に変えていきます。
そうすることで、仕事に必要な行動を「当たり前」に変え、更にパフォーマンスを発揮できる状態を作り上げます。
弊社では全社員が原田メソッドに取りくんでいますが、最も達成率が高い役員でも、達成率はたったの60%です。
誰もが、「するべきだと思っていること」を、実際実践できていません。原田メソッド に数か月取り組めば、如何に自分が、成功の習慣を身に付けることに失敗しているか?
ということに気づくことができ、危機感を生み出すことができます。
- ルーティンチェック表=目標行動の習慣化
日誌を用いて「自分で自分を」
原田メソッドでは、目標達成までに必要な時間の最小単位を「1日」と考えます。だから毎日、時間をとって、目的や目標について考え、その日の自分を省みるのです。ここで使うのが、原田メソッド3番目のツール「日誌」です。
原田氏によれば、「考える」とは「書く」ことであり、考えたことを日誌に書き、書いた文章と向き合うことで、毎日、自分に問いかけます。
「家に帰ってから寝るまでの時間はどうして予定通りにいかなかったのだろう?」 「そうか、パソコンをしすぎてしまったのか。明日はパソコンを30分にしよう」
「今日は会議の前にバタバタとしてしまったな。どうすればよかったのだろう」「そうか、朝に時間があったのに、資料を点検しなかったからだ。準備は大切だ」
このように、いわば自分で自分をコーチングするのです。コーチングとは通常、第三者が質問をして、それに答えながら気づきを得ます。しかし日誌を使えば、自分一人でコーチングをして、自らを育てていくことができるのです。
- 日誌=行動の振り返り
ジェイックの原田メソッド研修
カリキュラム例
- 1日目 8時間主にマネージャークラスが対象の場合
自立型人間の育成とは?
- これからの時代が求める「自立型人間」と「自立型組織」 の育成手法について学びます。
「自立型組織」とつくるリーダーとしての在り方や思考と行動を、机上の学びだけでなく、
ワーク等を通して学ぶ、実践的な内容です。
- これからの時代が求める「自立型人間」と「自立型組織」 の育成手法について学びます。
部下のやる気と主体性を引き出す関わりの極意を学ぶ
- コミュニケーションをマネジメントし、社員のやる気と主体性を引き出すための効果的な手法を
体得します。職場における理想のコミュニケーションを、「リレーション」といいます。
「リレーション」とは、相互に認め合い、真剣に指摘し合うことで、両者が共に成長するコミュ
ニケーションのことです。
- コミュニケーションをマネジメントし、社員のやる気と主体性を引き出すための効果的な手法を
リーダーとしての思いを明確にする「仕事理念」
- リーダーとしての、思考と行動の基軸をつくります。その基軸を「個人理念」と呼びます。
個人理念とは、その人の仕事に対する「思い」「使命」「志」が、余すところなく文字で体系的に表現されています。
「個人理念」を構築し、一貫性のある活動ができる人材としての土台を築きます。そのことが、仕事をすることへの覚悟を持つことにつながります。
- リーダーとしての、思考と行動の基軸をつくります。その基軸を「個人理念」と呼びます。
- 2日目(前半) 4時間主にマネージャークラスが対象の場合
成果を生み出す思考法「オープンウィンドウ64(※)」
- 仕事や活動において確実に目標達成するためには、その仕事や活動の場面を具体的にイメージでき、成果につながる行動を設定することが大切です。
このような具体的な行動、言葉、イメージを生みだす思考法を「実践思考」といいます。
本講義では、実践思考を導き出す
「オープンウィンドウ64(※)」を用いて、物事の核心に迫り、目標達成に繋がる具体的な行動を作る思考法を身につけます。
- 仕事や活動において確実に目標達成するためには、その仕事や活動の場面を具体的にイメージでき、成果につながる行動を設定することが大切です。
成功のシナリオを描く「原田式長期目的・目標設定用紙」
- 目的・目標設定の際に重要なことは、何のために達成したいのか、ということを考えることです。目的・目標が明確になることで、強いモチベーションと信念が生まれます。
原田メソッドでは、その目的・目標を
「私と社会・他者」
「有形と無形」の2軸でとらえ、その2軸上の、4つの観点から目的・目標を考えます。
本講義では、目的・目標達成のためのシナリオの描き方を学ぶことに加えて、目的・目標達成に必要な「セルフマネジメント」の手法を体得することができます。
- 目的・目標設定の際に重要なことは、何のために達成したいのか、ということを考えることです。目的・目標が明確になることで、強いモチベーションと信念が生まれます。
(※現在は、「マンダラチャート」とも呼ばれています)
- 2日目(後半) 4時間主にマネージャークラスが対象の場合
他者を成功に導く技術「ペアコーチング」
- 相手に効果的な質問を投げかけて、目標達成に効果的な答えを導きだす教育手法である
「コーチング」と、
本研修で学んできた、「個人パフォーマンス向上の原則」
を組み合わせて、他者を成功に導く技術を手に入れます。実習を交えた、実践的な学習内容です。
- 相手に効果的な質問を投げかけて、目標達成に効果的な答えを導きだす教育手法である
研修まとめ
- これまでの学習内容の総括します。
研修のまとめとして、自分の力で未来を切り開くリーダーとなるために、経営者マインドを学びます。
- これまでの学習内容の総括します。